それから、これから
2015年02月05日
闘病中、スクラップブッキングで父に贈った作品があります。

自動車の整備一すじ52年、小さな体で私達家族を養ってくれました。
この写真は、病気が分かる前に撮影しました。
工具はとても大切にしていた父の宝物です。
そして、作品は父が愛する整備の仕事を表現したかったのと、父への感謝を込めて作りました。
照れくさくて言葉にできない文章はタグに書いてしまいこみました。
この作品は、他のどれよりも気に入って最期まで傍に置いていてくれたんです。
余談になりますが、看護師時代、ICU勤めだった私は意識のない患者さんを受け持つことがほとんどでした。
そんなある日、お亡くなりになった方の遺品の中にその方の免許証を見つけました。
凛とした在りし日のお顔を見て、「あぁ、こんな方だったのか!」と先輩と涙したことがありました。
そんな経験から、今病床にある人にもその人の歴史があると気付くことができました。
その歴史を少しでも知ることができたら…。
私が医療経験者だから思います、きっと関わる人の思いや声かけ一つも変わるはずだと。
だから、「これも父です。こんな顔をして笑うんです」と関わる方に伝えたくて、ベッドサイドには父が元気だった頃の写真を置きました。
また、葬儀の際には今までに作った父の作品を祭壇の横に並べ、参列してくださった皆さんに見てもらいました。
仕事をしている厳しい表情も父、孫を抱いてとろけそうな笑顔を見せるのも父。
いろんな父を見てもらえて本当によかったと思っています。
父を亡くしてからは、こんなに大切な人で、こんなに愛していたんだと気付いて、悲しくて悲しくて毎日泣いていました。
そんな中、父を残したい。残さなければいけない。
そんな気持ちからミニブックを作りました。



1ページ、1ページ作っていく作業で少しずつ心の整理がついてきたような気がします。


完成したときには、達成感というのか、大きな仕事を一つ終えた気持ちになりました。
父と同世代の方がモノクロ写真をご覧になって
「あぁ!懐かしい!!」と昔の思い出を話してくださるきっかけになったり、
父の人生を分かち合うことができができるのが、今とても幸せです。
このミニブックを後の子供たちがみてどう感じるだろう?
ここからどんな会話が生まれるんだろう?
心から、残せてよかったと思います。
これから、、、
父の死、医療現場での経験からとても大切なことを教えてもらいました。
ここから、今の私になにができるか?
スクラップブッキングというツールを使って、病床にある人、それを支える人の想いやメッセージを伝えるお手伝いがしたい。
例えば、闘病中のお子さんにも、何かしてあげられることがあると思います。
お子さん自身も、「パパやママ、みんなにしてあげたい」「僕だって私だってできる」と思っているかもしれません。
思いを伝えられたら、形として残せたら・・・
辛い経験も私のようによかったと思える日がきっと来ます。
これからのことを友人に話したら、はじめて、すごく辛かった頃の話をしてくれた人がいました。
「待っている人が絶対にいる」といってくれました。
たくさんの人に背中を押してもらって、これからを進んで行きます!
お父さん、いつもいつも感謝しています。
スクラップブッキングのお店「はじめまして」はこちらから⇒ ☆
お問い合わせはsb.hajimemashite@gmail.comまで。


自動車の整備一すじ52年、小さな体で私達家族を養ってくれました。
この写真は、病気が分かる前に撮影しました。
工具はとても大切にしていた父の宝物です。
そして、作品は父が愛する整備の仕事を表現したかったのと、父への感謝を込めて作りました。
照れくさくて言葉にできない文章はタグに書いてしまいこみました。
この作品は、他のどれよりも気に入って最期まで傍に置いていてくれたんです。
余談になりますが、看護師時代、ICU勤めだった私は意識のない患者さんを受け持つことがほとんどでした。
そんなある日、お亡くなりになった方の遺品の中にその方の免許証を見つけました。
凛とした在りし日のお顔を見て、「あぁ、こんな方だったのか!」と先輩と涙したことがありました。
そんな経験から、今病床にある人にもその人の歴史があると気付くことができました。
その歴史を少しでも知ることができたら…。
私が医療経験者だから思います、きっと関わる人の思いや声かけ一つも変わるはずだと。
だから、「これも父です。こんな顔をして笑うんです」と関わる方に伝えたくて、ベッドサイドには父が元気だった頃の写真を置きました。
また、葬儀の際には今までに作った父の作品を祭壇の横に並べ、参列してくださった皆さんに見てもらいました。
仕事をしている厳しい表情も父、孫を抱いてとろけそうな笑顔を見せるのも父。
いろんな父を見てもらえて本当によかったと思っています。
父を亡くしてからは、こんなに大切な人で、こんなに愛していたんだと気付いて、悲しくて悲しくて毎日泣いていました。
そんな中、父を残したい。残さなければいけない。
そんな気持ちからミニブックを作りました。
1ページ、1ページ作っていく作業で少しずつ心の整理がついてきたような気がします。
完成したときには、達成感というのか、大きな仕事を一つ終えた気持ちになりました。
父と同世代の方がモノクロ写真をご覧になって
「あぁ!懐かしい!!」と昔の思い出を話してくださるきっかけになったり、
父の人生を分かち合うことができができるのが、今とても幸せです。
このミニブックを後の子供たちがみてどう感じるだろう?
ここからどんな会話が生まれるんだろう?
心から、残せてよかったと思います。
これから、、、
父の死、医療現場での経験からとても大切なことを教えてもらいました。
ここから、今の私になにができるか?
スクラップブッキングというツールを使って、病床にある人、それを支える人の想いやメッセージを伝えるお手伝いがしたい。
例えば、闘病中のお子さんにも、何かしてあげられることがあると思います。
お子さん自身も、「パパやママ、みんなにしてあげたい」「僕だって私だってできる」と思っているかもしれません。
思いを伝えられたら、形として残せたら・・・
辛い経験も私のようによかったと思える日がきっと来ます。
これからのことを友人に話したら、はじめて、すごく辛かった頃の話をしてくれた人がいました。
「待っている人が絶対にいる」といってくれました。
たくさんの人に背中を押してもらって、これからを進んで行きます!
お父さん、いつもいつも感謝しています。
スクラップブッキングのお店「はじめまして」はこちらから⇒ ☆
お問い合わせはsb.hajimemashite@gmail.comまで。
Posted by はじめまして at 20:36│Comments(0)